NikonFE2          1/4000秒の実現   

シンプルニコン、第2世代
発売は1982年3月。
このとき一緒に発売されたのがFM2である。この2機は後に名機中の名機として歴史に名前を残す事になる。
ちなみに2年ほど前にFM3Aを出したというのは、MFカメラをあくまで残すという方針なのか、MFレンズの消化が目的なのかよくわからない。

FM3Aが出現するまで、中古市場で異常な高値がついたカメラであり、今でも人気のあるカメラである。
X接点1/250秒、MAX1/4000秒を実現し、プロのサブカメラ、つまりF3時代のサブとして活躍したカメラである。モ−タ−ドライブはMD−12が装着でき、秒間3.2コマを可能にしている。

みのかんのFE
このカメラは元プロカメラマンのS氏よりモ−ドラとセットで譲ってもらったものである。実に気持ちのいいカメラで、小回りがきくというか、使いまわしがいいカメラである。カメラバックにレンズ数本、ボディ2台という組み合わせが一番多いわけだが、たとえばF2とFE2のセットにした場合、当然FE2がメインとなって、F2は保険のようなものになる。

ニコンというカメラは報道関係に多く使われているというイメ−ジが強く、一般の人には意外と知名度が低い。それは宣伝が下手だということもあるが、やはり一人わが道を行くとい感じがあるのではないだろうか。某カメラ店でニコンのコンパクトがいつまでも売れていないのを見て、店の主人に聞いたことがある。すると「ニコンは売れないよ、これは失敗。キヤノンにしとけばよかった」などと言っていた。
カメラを趣味とする人には人気があるが、一般の人には人気がないということである。

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